正確な寸法なしでは設計もできませんので、建築では寸法がとても大事です。
好きな建築を見に行った際のちょっとした場所や家具などの寸法を測りたいけど、公共の場所でスケールを出して精密に測ることができないこともしばしば。
また家具を選ぶ際には、体の作りを無視して調達してしまうと使いにくいなんてこともあります。
そこで今日は自分の体を使って寸法を測り、快適に過ごせる寸法を探す方法ご紹介いたします。
まずは人間工学を知ろう!
建築設計やインテリア設計において最も基礎的な資料になるのが人間工学のデータです。
人間工学とは、人間のサイズや重量、動作、筋肉の動きなどを数量的に捉え、それを空間設計や商品製作に役立てようとする科学であり、アメリカではヒューマンエンジニアリング、ヨーロッパではエルゴノミクスと呼ばれています。
人間工学の資料になる人体寸法とは?
自分の体を使って寸法を測ろう!
用語の説明をしていきます。
人体寸法の略計値
・眼高…視線の高さ。座面高400mmの椅子に座ると1200mmほど。
・肩峰高…床面から肩先までの高さ。
・指極…両腕を左右に水平に伸ばしたときの指先の距離。
4つの姿勢
人間の姿勢は次の4つに分類されます。
これらが普段の生活の行為に結びついて、様々な生活姿勢をつくっています。
・立位:直立、前かがみ、中腰などの姿勢
・椅座位:椅子に座っている姿勢
・平座位:地面や床にしゃがんだり、四つん這い、正座などの姿勢
・臥位:寝ている姿勢
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