住宅設備の水栓仕様は一般地?それとも寒冷地? 違いを解説します。

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水栓とは?

建築用語では水栓と呼ばれることが多いですが、簡単にいえば蛇口のことです。

キッチン、トイレ、洗面化粧台などの住宅設備の水栓にはいくつか種類があります。

例えば、水しか使用できない単水栓や、水とお湯どちらも使用できる混合水栓。

混合水栓の中にはバルブを回して使用するものもあれば、ホース引き出して洗髪にも使用できるシャワー水栓などがあります。

ここまではメーカーカタログの商品写真を見ればなんとなくご理解いただけると思いますが、やっとのことで水栓を決めて購入しようというときに、さらに水栓の地域仕様は一般地用か寒冷地用かと問われると「???」となりますよね。

本記事では一般地用と寒冷地用の違いを解説していきたいと思います。

一般地?それとも寒冷地?

水回りの住宅設備を購入する際は、水栓の地域仕様を決める必要があります。

てきとうに購入したのはいいけど、よく凍結してしまい水が出ないなんてことになったら不便ですよね。

凍結がよく起こるような環境に対応して、凍結を防ぐ仕様の水栓が寒冷地仕様なのです。

その違いは寒冷地用では配管内に残っていた水が凍って水が出ないなどのトラブルを防ぐため、水を抜く栓が備わっています。

一般地用は配管に溜まった水を抜く栓がありません。

購入の際のポイント

実際どっちを購入すればいいの?と疑問に思われると思いますが、基本的には一般地用で問題ありません。

山の麓の地域や、東北地方・北海道など冬に凍結の恐れがある地域では念のため寒冷地用にするのがいいでしょう。

念のためとお伝えした訳は、実際には寒冷地と呼ばれる地域であっても、マンションなどの共同住宅では住民が代わる代わる水やお湯を使用しているため配管内の水が一定期間放置されることがないので、ほとんど凍結は起こりません。

戸建住宅でも寒冷地と呼ばれる地域では、きちんと断熱がされているので、普段生活される環境であれば一般地用で問題はないです。

逆に別荘地などでたまにしか使用せず、尚且つ凍結の恐れのある環境であれば、住宅設備は寒冷地用の水栓で揃えた方がいいかもしれません。

せっかく別荘にきたのに凍結で、水もお湯も使用できないなんてことになれば辛いですもんね。

一般地で寒冷地用を使用してもいいの?

一般地で寒冷地用を使用しても、何も問題はないです。

既出の通り寒冷地用には凍結防止用の水抜き栓が付いているだけです。
わざわざ水を抜かずに普段通りに使用していれば、一般地用と変わりません。

地域仕様により金額に差がある場合がございますので、予算と相談でいいと思います。

なにかご不明な点がございましたら、メールよりお問い合わせください。

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