バロック様式を読み解く! 西洋インテリアの歴史

世界遺産

バロック様式とは?

バロックは17世紀〜18世紀頃の絶対君主制のヨーロッパ各国で盛んになった豪華さを競う芸術様式です。

バロックとはイタリア語のバロッコ(いびつな真珠)に由来します。

ルネッサンスの厳格な規則性から離れ、有機的な流動感を強調しています。

フランスではルイ13世〜14世時代にあたり、特に14世世代は盛んで、ルイ14世様式ともいいます。

イギリスでは後期ジャコビアン様式から、ウィリアム・アンド・マリー様式がこの時代に相当します。

バロックの建築と家具の特徴

バロック様式の建築物では、ベルニーニが設計したバチカンの聖ピエトロ大聖堂とその中央広場、ルイ14世のヴェルサイユ宮殿などが代表的です。

ヴェルサイユ宮殿 鏡の間

特にヴェルサイユ宮殿は、室内装飾を担当した宮廷画家のシャルル・ル・ブランがゴブラン織のファブリックスを用いて壮麗な様式に統一し、家具を担当したアンドレ・シャルル・ブールが華麗な様式の家具を製作するなどバロック様式の象徴ともいえる建築物です。

ベネチアガラス、マヨリカ陶器、デルフト陶器

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